Interview
いつの間にか「仕事人間」になっていました。
テクニカルサービス1部 主任 工作機械設計
K.K.
2013年6月入社。20代でフリーターや製造現場のラインを経験。「手に職を」と職業能力開発促進センターで訓練を受けたことをきっかけに機械設計を志す。アシストエンジニア入社後、本格的にキャリアをスタート。負けず嫌いな性格から、家に帰っても設計の参考書を読破するなど急速に知識を吸収。プライベートでは2015年にマイホームを建て、順風満帆の二児のパパ。
マシニングセンタの請負設計を担当。
大手工作機械メーカー様からの依頼で、オーダーメイドのマシニングセンタの設計を社内で行う「受託設計」を担当しています。僕のチームは 3名体制。開発担当と生産機担当に分かれていて、私は生産機担当。お客様から頂く仕様書に沿ってマシンをリニューアルする改造をメインに行っています。最近は外観カバーの設計が多く、エンドユーザーは自動車部品メーカーや航空機メーカー。マシニングセンタはあらゆるメーカーで使われる汎用性の高い機械なので、この先も幅広い分野で経験を積んでいけそうです。
CADに興味を持ったのは、「ゲームのようだ」と思ったから。
前職は工場の現場作業。電子基板を機械にかけてチェックするライン作業で、いい職場でしたが仕事に対する興味は続きませんでした。その後、縁あって職業能力開発促進センターで職業訓練を受けることになり、CADと出会いました。複雑な曲面を画面上で立体的に表現できる3D CADを見て、「まるでゲームのようだ!CADを使う仕事をしてみたい」と、ゲーム好きの私は その魅力にノックアウト。職業訓練を終え、未経験の私でも機械設計としてスタートできる、そんな会社を探し、運良く見つけたのがアシストエンジニアでした。入社後に、ビジネスマナーや設計の基礎知識など、まるで新卒者のように丁寧にすべて教えてもらいました。同時期に入社した人がほかに二人いて、彼らに負けまいと終業後も残って勉強したり、読書などあまりしたことなかったのですが、設計の参考書を家に持ち帰って読みあさったり。そんな私の努力を人材開発部の人はしっかり見ていてくれて、「未経験でもやる気はすごい。あなたはいい設計者になれる」と太鼓判を押され、ますます意欲がわいてきたのを覚えています。
より難しい仕事にチャレンジ。
お客様である大手工作機械メーカーのエンジニアの皆さんは一流大学を出たバリバリの理系の方ばかり。「いかに単純な形状で求められる精度や強度を出すか」「ここには、想定以上の応力を織り込んで」…など、打合せをしていると自分にはない知識や発想、アイディアが飛び交い、「あれ?この人たちと自分は同じ人間なのかな」と思うほど、とてつもなく優秀で尊敬します。そして感服すると同時に、「少しでも彼らに近づきたい」という思いがググっと湧いてくるのです。その時はわからなかったようなことが、後々「ああ、こういうことを言っていたんだな」と理解できるとうれしいですね。設計のキャリアが上がってくると、より難しい仕事、納期的にきつい仕事を依頼されるようになり、「自分も少しずつ成長しているんだな」と実感しながらますます機械設計に没頭していく。いつの間にか仕事人間になってしまった自分に驚いています。