【社会貢献活動】子供たちの未来を拓く職業体験イベントを開催

8月8日、アシストエンジニアのオフィスに、子供たちの元気な声と真剣な眼差しがあふれました。
私たちはこの日、児童養護施設で生活する子供たちを対象に、社会で働くことの楽しさや大切さを知ってもらうための「職業体験イベント」を開催いたしました。
この記事では、当日のイベントの様子と、私たちがこの活動に込めた想いをご紹介します。
アシストエンジニアがなぜ社会貢献活動、特に子供たちの未来への投資に力を入れているのか、その背景にあるストーリーをお伝えできれば幸いです。
CADを使った3D設計に子供たちが挑戦
当日は、小学4年生から中学3年生までの17名が参加してくれました。初めて訪れるオフィスに少し緊張した面持ちでしたが、イベントが始まるとすぐに笑顔がこぼれ、活気に満ちた一日となりました。

地域と共に未来を育む、今年で4年目の取り組み
この職業体験イベントは、今年で4年目の開催となります。単発のイベントで終わらせるのではなく、継続することで地域に根付かせたいという想いがあります。
企画にあたっては、地域教育の推進に力を入れる株式会社GROWUPの楯昌宗さんにご協力いただき、子供たちが楽しみながら学べるプログラムを用意しました。
地域社会の一員として、未来を担う子供たちを地域全体で支えていく。
そんな輪を広げていきたいと考えています。
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はじめての「CAD」体験!パソコンの中に立体が生まれる瞬間

イベントのメインは、コンピューターによる3D設計システム「CAD(キャド)」の操作体験です。まず、「CADってなんだろう?」というところから始まります。
「みんなが使っているスマートフォンや、ゲーム機、かっこいい自動車も、最初はCADを使って設計されているんだよ」と説明すると、子供たちの目が輝き始めます。
当社のエンジニアが先生役となり、一人ひとりのパソコン操作を丁寧にサポート。マウスの動かし方から指導し、画面上に線を引き、円を描き、徐々に立体的な形(円柱)を創り上げていきました。

最初はおそるおそるマウスを握っていた子も、自分の操作で形が出来上がっていく面白さに夢中になっている様子でした。
完成した瞬間にあがった「できた!」という歓声と達成感に満ちた笑顔が、私たちにとって何よりの喜びです。
「難しかったけど、楽しかった!」参加者の声
イベント終了後、参加した子供たちは、少し照れながらも充実した表情で語ってくれました。
CAD体験は初めてやることだったので、難しかったけど、楽しかったです。 パソコンでこんなことができるなんて知らなかった。 学校の勉強とは違う面白さがあった。 エンジニアの仕事に興味がわいた。 |
この声を聞き、子供たちの心に新しい発見や興味の種を蒔くことができたと実感しています。
岐阜新聞・東海テレビも注目!地域に広がる活動の輪

当日のイベントには、岐阜新聞と東海テレビの取材も入りました。私たちのこの小さな活動が、メディアを通じてより多くの方に知っていただけることを大変嬉しく思います。
これは、子供たちのキャリア形成支援や、地域における製造業の振興というテーマが、社会的な関心事であることを示しているのではないでしょうか。
今後も活動の輪を広げ、より多くの子供たちに機会を提供できるよう、努めてまいります。
なぜアシストエンジニアは、この活動を続けるのか
私たちがこの職業体験イベントを大切にしているのには、二つの大きな理由があります。
それは、「子供たちの可能性を広げたい」という想いと、「日本のものづくりの未来に貢献したい」という使命感です。
子供たちに、多様なキャリアの選択肢を知ってほしい
子供たちが将来を考えるとき、身近な大人やテレビで見る職業しかイメージできないことが少なくありません。ですが、世の中には、まだ彼らが知らない、面白くてやりがいのある仕事がたくさんあります。
特に、機械設計やCADオペレーターといった”ものづくり”を支える仕事は、普段の生活ではなかなか触れる機会がありません。
このイベントを通じて、「こんな仕事もあるんだ」「自分もやってみたいかも」と感じてもらうこと。それが、彼らが将来、自分に合った道を主体的に選んでいくための、大切な一歩になると信じています。
私たちは、すべての子供たちが自分の可能性を信じ、夢に向かって挑戦できる社会を願っています。
IT業界だけじゃない。”ものづくり”の魅力を次世代へ
近年、IT業界の人気が高まる一方で、機械設計やCADといった仕事の担い手は減少傾向にあります。工学系の専門学校では定員割れが発生するなど、製造業の未来を支える人材の育成は、業界全体の大きな課題です。
日本の強みである”ものづくり”の技術を、次の世代、さらにその次の世代へと繋いでいかなければなりません。そのためには、まず子供たちに「CADって面白い」「ものづくりって楽しい」と感じてもらうことが不可欠です。
この職業体験が、未来の製造業界を担うエンジニアが生まれる、小さな、しかし確かなきっかけになることを願っています。
これは単なる社会貢献活動ではなく、私たちの事業の根幹を支える未来への投資でもあるのです。
これからも、アシストエンジニアは社会と共に未来を創ります
今回は、児童養護施設の子供たちを対象に開催したCAD職業体験イベントについてご紹介しました。子供たちの笑顔や真剣な眼差しに触れ、私たち社員自身も、仕事のやりがいや社会における自社の役割を再認識する貴重な機会となりました。
アシストエンジニアは、事業を通じてお客様に貢献することはもちろん、未来を担う子供たちの育成や、”ものづくり”業界の発展といった社会的な課題にも真摯に向き合っています。
これからも、地域社会の一員として何ができるかを常に考え、行動してまいります。今後のアシストエンジニアの活動にも、ぜひご注目ください。
執筆者:アシストエンジニア採用担当